月の上

昨日は定時であがれた。夜ってこんな長かったっけ？朝も昼も金木犀の香りに深呼吸した。外でカゴ車を畳んでいるとき、肌寒い秋の空気を感じて、一瞬、大学にいるように錯覚した。芸祭前の感じ。柿を食べまくる季節。ああ、柿、小銭握りしめて大学の裏を少し歩いて、買いに行きたい。

イヤホンして爆音で大森靖子を聴いた。特にこれ https://youtu.be/18oGNDVC6rg 、忘れていたけどこの曲の「笑わなくっても余裕で天使さ」という歌詞から天使くんと呼ぶようになった。たぶん。ほんの少し前だけど、その頃、このVOIDを聴いて、VOIDと一体化してVOIDの位置から愛を叫んで、ギタギタになっていた。それが今は、なんだかVOIDに向かって叫んでいるような気持ちで聴いている。わたしが移動した。ギタギタになってない。

あとこれね、https://youtu.be/rmsPRNJMfiM かけぬけて性春を一緒に歌うやつ、なんど見たか。靖子さんの、好きな人と同じステージに立って叫んでる姿に泣く。いろんな気持ちで泣く。わたしは過激だからという理由をつけて振られたから、こんな、叫んでるのとか好んでると、やっぱりと思われるんだろうなとか、いやなんだけど、わたしが過激なのってどうしようもない？感情表現が過激、おかしいな、仕事はわりと冷静にやってて人間味ないんだけどな、おかしいな。どうしてだろうな。

ね、いますぐ帰って謝りに行かなきゃいけないのかもしれない。天使くんじゃなくて。わかったんだよ、本当に大事なこと。図太いわたしには繊細な人が必要なんだって