ないものねだり

固有名詞ちゃんというキャンペーンやってます。

フジファブリックの「ないものねだり」という曲があります。明るい人になりたいけど悲しくないと自分じゃないかんじがしてしまうとか、整形をすれば「整形をした女の子」の仲間にはなれるんだろうかとか、そうやって自分をだめにする思考の癖をやめたいとか、そしたら自分は何なんだとか、わたしの悲しみ頻度で悲しいときに悲しいって言っても引かないでいてくれる男の人なんているんだろうか？友達でも何回も言い過ぎてもううんざりされたりむだに心配かけすぎたりもう大丈夫って言っちゃったり飽きられたり引かれたりして言えなくなって、悲しいって言える相手を常に開発してるみたいなかんじ。いまは職場の人に言うようにしてる。言わないようにしなきゃいけないなら辛すぎるなとか。じゃあ悲しくならないようにしたいけどどうしたらいいの？とか。その繋がりで、ないものねだりだなと思ったの。フジファブリックのないものねだりは、なんかポワポワした音が入ってたりして、妙に明るいの。このテンションがめちゃくちゃ気持ちにフィットする。これがわたしの、フジファブリックじゃなきゃだめだった理由なんです。他人とは思えない。抱きしめたくなる音楽。それで、なんだっけ？そう、ないものねだりというタイトルだけど、ないものねだりって自覚することで一歩踏み出してるから、明るい曲調でいいんだよなって！

みなはむさんのイラストの小冊子を２冊持っています。ツイッターで見ていて最高だなと思って展示を見に行って本人から買った。いまは見るたび心がちくちくしてたまったもんじゃない。ボーイズラブにも見えるイラストでも、描かれてる心情というか、仕草みたいなのが、絶妙に、わたしの全く知る由のないものなんだよね。それがすごいなと思う。理想的な恋愛だ………と思ってうちひしがれる。わたしの理想的な恋愛、しんみりしてる、かなしい、でも完全に分かり合える瞬間があるもの。他人には全く分からないもの。恋愛に夢見過ぎでしょうか？そんな大したもんじゃないよって思いますか？まあいいけど。人生はどうやっても一回きりだから、経験できる恋愛も限られているんです。誰でも！幸せな恋愛しかできなかった人はもったいないですよ。共感できる作品めちゃくちゃ減ってますよそれ、損ですよ。あと、みなはむさんの描く人間の顔はみんな天使に見えます。つらい