どすみちゃん日記

一人暮らし、どすみちゃん

ひとにかけることば

前回の荒れ(あれ)は、自分への憤りだったなといま思う。うわのそらは私のことなんだよねえ。ああいう言葉を自分のなかへ押し込まないようにしたい。ひとにかけるべきではないことは分かったが。

 

こじぽと初めての美術館デート行ってきたのよ。運転はわたしね。ピザはおごってくれた。食後いつもしばらくしてから、ご馳走様でしたって自分がちゃんと言ったかどうか心配になってくるのよな。だいたい割り勘にしたり、食べた分だけ出したりしてるよ。こじは全然気にしてなさそうだけど。彫刻家の展示、緊張感もあり、アトリエの再現部屋も非常に興味深く、親近感もあり、わたしはとても楽しんだ。人と展示をみると、その反応や態度がいやに気になってしまうことがあるが、こじはとても自然だった。美術館なんてほとんど行ったことがないというのに。慣れない場所でも素直に自然に居られる、やはり安定感の男だよ。野外彫刻の構想図をまじまじと見て面白いと言ったり、所々に貼られている詩のような作家の言葉に「なんでこんな言葉が出てくるんやろなあ」と言ったりしてた。それでわたしは、ものを作ってると素材には言葉と違う理屈があるのが分かるんだよみたいなことを言った。そしてランボーがでてきてテンションのあがる女だよ。もちろん「わからん…!」という気持ちもわかる。

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(田中信太郎展 風景は垂直にやってくる)

 

ピザ食べたあと、湖でサイクルボートに乗った。こういうデートしたかったの。こじはアスリート気質で一生懸命漕ぎたがるので、ちょっと漕ぐのやめてみて!と言って止めたらザバザバいう音が消えて静かな水の音になって、なんか急に雰囲気よくて緊張した。なるほど。これは映画などのボートのシーンを見る目が変わりそう、と思った。しかし我々は雰囲気の生かし方を知らないので、普通に時間を気にしたり水質を気にしたり、泳げるかどうかなど話した。あでも、わたしは普段泳いでないから沈みそうと言ったら、大丈夫、助けるから。泳ぐのは得意だから。と言われて、キュンとしましたね、、、なんか、わたしが泣いたときとかもだけど、ほんとに、"守るよ"というつよい意志を感じる…愛……

さらに帰りにはボウリング場に寄った。ちょっと前からボウリングがしたくなっていて。ゲーセンのうるささは苦手な二人でしたが、若いグループに挟まれつつも、奇をてらわない真面目さで地味にストライクもとれたり、楽しみました。こじは背は低いけど背中は広くて体幹しっかりしててかっこいいと思いました。

デートが楽しかったという日記。