どすみちゃん日記

一人暮らし、どすみちゃん

憧れの幅が広すぎるかもしれん

夢をみた。高校のサッカー部のキャプテンとお付き合いし始めた夢だった。手を繋いでた。付き合いたての照れとぎこちなさが鮮明だった。経験したから鮮明に夢に見ることができるようになったんだな…。しかも別人を代入できるほど記憶を使いこなしている。キャプテンは、もし万が一同じ高校の人が見たら完全にわかってしまって大変申し訳ないのですが、決してただのイケメンやモテの代表のような人ではない。だからこの夢はわたしにとって重要なんです。昨日ここでさんざん喚いたあのモテそうなバイトくんたちとはまた違う種類の人だった。わたしが孤立していた高2のクラスに、そのキャプテンと副キャプテンが居た。ふたりともすごく顔が良いというわけではないけど、とても面白い人たちだった。ムードメーカーで、賢くて、優しくて、サッカーがうまくて、音楽にも詳しかった。2人とも彼女を面白おかしく大事にしていた(副はそのまま結婚していてすごい。)聖人じゃないし誰かを馬鹿にして笑うこともあったから、孤立していたわたしは笑われてると思って怯えてもいたけど、憧れもしていた。文化祭のあと、突然わたしはクラス全員の前で男子たちから表彰状を渡された。クラスのためにほとんどひとりで看板をつくったことを讃えられた。そのとき真っ先にスタンディングオベーションをしてくれたのがキャプテンだった。さすがムードメーカーなのだ。地獄みたいだったクラスが私に向けて拍手してるのを眺めてぽかん😮としたと思う。わたしが孤立してたのはわたしが悪いわけじゃなくて、たまたま気の合う種類の人がいないだけ、というのはみんな分かってるよ、ということを伝えてくれるような優しさみたいなのを感じた。それから、冬休みに美術の宿題で各々ボックスアートを作って、年明けに発表するということがあった。美術は選択制の授業なのでクラスは混じっている。その冬は、志村が死んだ冬だった。11年前。わたしは冬休みずっと泣いていた。ボックスアートは、真っ黒にした。空っぽではなくて何かいろいろ黒い物が入ってた。写真は見つからない。とにかくその発表で、悲しいことがあったと話して泣いた。席に戻る時、キャプテンが「フジファブリックやんな」と声をかけてくれて、驚きつつ頷いた。…というところまで今朝思い出して、優しさに泣いた。志村が死んだというニュースを見てキャプテンはわたしのことをまた可哀想だと思ったのだろうか。。そして何故今になって手を繋ぐ夢を見たのか?というところです。昨日のバイトくんから、私とは全く別世界の高みにいる男子高校生という点で繋がったのかな。わたしの場合、男になりたいという気持ちにも2つあって、ブスだのなんだのと振り回されたくない気持ちと、キャプテンみたいな自分にはない才能を持ってる人を目の当たりにした時の憧れの気持ち。その才能を、男だから、と置き換えてしまう。わたしがどんなにクラスのギャルや清楚系と馴染めなくて男子のほうが優しいし距離感もちょうどいいなわたしも男になりたいなと思ってもわたしはブスで実際のコミュニケーション能力は男子以下で共通の話題を探す努力もしなかったから仲良くはなれなかった。美術室に逃げ込むしかなかった。それでよかった。

こんなのにいったい何時間かけてんだか…