only one

一週間くらい、心の火が消えたような状態だった。今までどんなにつらくて悲しくて暴れてても泣いてても心にはまだ火があったんだなと消えてから気付いた。無気力というか、無能感。仕事しながら涙ぐんだり昼休憩にポロポロ泣いたり上司に何を言われても弱音しか返さない、思うようにならないと怒りで手が震えて何も言えなくなる。家に帰っても何もする気がしない。お菓子ばかり食べる。部屋も片付けられない。毎晩足が痛くてなかなか眠れないから瞑想アプリを入れた。身体の緊張を解く方法があってよかった。洗濯はする。

今思えばキャパオーバーに不摂生、疲労が重なって何も見えなくなってた。こんなことが出来ないなら転職も何も希望は無いし、仕事辞めて引きこもって泣き続けるしかないと思った。何をやってもわたしは苦痛ばかり感じて、幸せになれないと思った。

そんな状態で２連休、こじぴと県内旅行。楽しかった。ホテルのプラネタリウムが貸切状態で、自分が生まれた日その時間の空も見せてもらって、ぼんやり明るい夜明けの色に感動した。美味しいものも食べた。帰ってきたらまたダメになった。相変わらずセックス出来ないことが、今まで悩みなんて無かったこじぴの悩みになってるのが悲しかった。拒否感は強まるばかりである。それでも月食が見たいからと言って駅前まで歩いてごはんを買いに行ってくれたり優しかった。月食は見えなかったらしい。

おとといは仕事おわり帰りの車で泣いてた。インスタのストーリーで弱音を吐いた。駐車場に停めた車でスマホに照らされてる顔を、3メートルくらい先の知らないおじさんに撮られていた。一眼レフ持ってでかい声で喋ってた。以前迷子犬を見かけたのと同じ場所だ。一体なんなんだ。怖くなって全力で走って逃げた。

それがあったからか、人に心配してもらったからか、ちゃんとお風呂につかったからか、次の日の朝には心の火が戻った感じがした。仕事はマイペースにやることを心がけた。やること全部これでもかと手帳に書いて整理してひとつひとつ潰した。弱気になってきたら更衣室ではちみつ梅を食べた。遠くの人といつか会おうとメッセージした。

今日はやる気のある休日で、溜めてた家事やってちょっと勉強もして、大量にカレー作って、ロフトで入浴剤買って、ジョギングして、カレーなどいろいろいっぱい食べすぎて気持ち悪くなった。胸焼けの原因、ストレスで胃の機能が落ちてる。

容器の可愛さと香りで７歳頃の乙女になった